レイアウト運用方法:大規模プロジェクト

大規模な複数のプロジェクトを扱う建設事業では、プロジェクトを分割する必要があります。このとき、分割したプロジェクト(例えば、同じ場所にあるビル群)は、1つのプロジェクトファイルを構成しますが、それぞれのプロジェクトファイルは、単一のテンプレート、モジュール、およびライブラリセットを参照できます。

しかし、ドキュメントはプロジェクト全体にわたり、全てのプロジェクトファイルの図面を一括管理します。

この場合、プロジェクトのファイルに存在する全てのビューとファイルを収納した、単一のレイアウトブックを定義する必要があります。

基本的に3つの解決方法があります。

モデルとレイアウトブックを含む単一ファイル

プロジェクトに大規模なメインファイルと小規模な追加ファイルが存在する場合、単一ファイルモデルと同様、メインファイルでレイアウトブックを構築し、次にオーガナイザで追加ファイルのビューをレイアウトブックに追加します。

外部ARCHICADプロジェクト(単独またはチームワーク)からビューをインポートする」を参照してください。

外部ARCHICADプロジェクトのビュー/レイアウトにアクセスする」も参照してください。

レイアウト専用の個別ファイルを持つ複数のプロジェクトファイル

サイズと複雑さが同じプロジェクトファイルが存在する場合、組み立て要素を含まずレイアウトブックだけを含む、追加プロジェクトファイルを作成します。この後、ファイルごとにグループフォルダを作成するか、カスタム階層構造を定義して、レイアウト一覧にそのビューを追加します。

複数ファイルを使用した場合、レイアウトを有効にすると現在のプロジェクトファイル以外の図面を含むか確認されます。このような図面を含む場合、自動更新図面の更新を開始します。図面を含むファイルが別のARCHICADで開かれている場合、すぐに更新が実行されます。図面を含むファイルが開かれていない場合、別のARCHICADセッションが起動されファイルが開かれます。

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複数のプロジェクトファイル、個別のレイアウトブック、個別の図面(PMKファイル)

注記:ARCHICAD 22 レギュラー版のみ

この運用方法が有効なのは、複数の人がネットワークを介してモデルやドキュメントで同時に作業をしている場合です。

この運用方法では、前出の運用方法と同様に、モデルは1つ以上のプロジェクトファイルと、個別のプロジェクトファイル内のレイアウトブックにあります。ただし、レイアウト手順は異なります。レイアウトには、プロジェクトビューに直接リンクされていない、外部ファイルにソースのある図面が含まれます。

モデルの設計者は、通常どおりARCHICADでビューを作成します。そのビューをレイアウトに直接配置せずに、発行機能を使用して、ARCHICADのネイティブ図面形式であるPMK形式でビューを保存します。PMK形式を使用すると、他の多くの形式に比べてハードドライブの使用量が比較的少なくなります。

発行機能の出力形式の定義」を参照してください。

レイアウトブックの設計担当者は、図面ツールと[図面を配置]ダイアログボックス、または[ファイル]→[外部参照]→[外部図面を配置]コマンドを使用して、このPMK図面をレイアウトに配置します。

図面ツールを使用して単一の図面を配置する」を参照してください。

配置された図面では、他の図面と同様に、自動更新または手動更新のいずれかを選択できます。ソースはPMKファイルです。そのため、モデルの設計者は、ARCHICADビューが変更されるたびに、そのビューから作成されたPMKファイルが置き換えられ、そのPMKファイルにリンクされた図面が更新されていることを確認する必要があります。

この運用方法には、以下のような利点があります。

一度に小さい図面ファイルを1つだけ更新するため、ドキュメントの更新時間が短くなります。

図面ソースとして機能するPMKファイルがプロジェクトファイルの外部にあるため、レイアウトブックを開くのにかかる時間が短くなります。

PMKベースの図面を自動更新に設定している場合、レイアウトの発行時に図面が自動的に更新されます。

必要に応じて、PMKファイルへの図面のリンクを解除して、図面を元のモデルに再リンクできます。これを行うには、図面マネージャでPMKファイルを選択し(複数選択可能)、コンテキストメニューから[元のモデルにリンク]コマンドを使用します。

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