BIMコラボレーション形式(BCF)を使用したマークアップのエクスポート/インポート

この機能を使用すると、IFC形式でモデルを交換するときに、マークアップをBCF形式でインポートおよびエクスポートできます。

ARCHICADのマークアップパレットから、BCF(BIM Collaboration Format)ファイルをインポートできます。このファイルの内容は、ARCHICADのマークアップ項目に変換されます。ユーザー固有のマークアップの変更を追加した後、それをBCFファイルとして再びエクスポートできます。マークアップ項目は、複数の交換サイクルでも、IFCグローバルユニークID(IFC GlobalId)を使用してBCFファイルで参照される要素を把握します。

BCFベースのデータ交換は、変更や干渉(建築要素と構造要素間など)にマークを付けるのに特に適しています。

注記:

BCFは、buildingSMARTが正式に推奨するオープンスタンダードフォーマットです。BCFは多くの構造、設備、モデルチェッカーのプロフラムで使用されており、コメント、スクリーンショット、カメラ位置、3D切断面をIFCモデルに追加することができます。

BCFワークフローで使用するためにARCHICADプロジェクトをIFC形式にエクスポートする場合は、トランスレータのエクスポートオプションを使用して、要素のグローバルIFC IDを保持する必要があります。IFCグローバルユニークID属性(GlobalId)」を参照してください。

このセクションのトピック

マークアップをBCFzipファイルとしてエクスポート

マークアップをBCFzipファイルからインポート

プロジェクトのマークアップでBCFを使用する場合のワークフロー

マークアップをBCFzipファイルとしてエクスポート

1.[マークアップツール]パレットで、1つまたは複数のマークアップ項目を選択します。

2.[選択されたマークアップ項目をエクスポート]ボタンをクリックします。

//helpcenter.graphisoft.co.jp/wp-content/uploads/ac22_help/080-collaboration/ExportMarkupButton.png 

3.表示されるダイアログで、ファイルに名前を付けます。これはBCFzip形式で保存されます(選択したマークアップ項目の数に関係なく、全て1つのBCFzipファイルに圧縮されます)。

BCF圧縮形式では、アタッチされるビュー、コメント、カメラ位置、3D切断面(存在する場合)が項目に含まれます。ARCHICADでは、要素の元のIFCグローバルユニークIDを保持し、繰り返される情報交換を通して要素の変更を追跡します。

//helpcenter.graphisoft.co.jp/wp-content/uploads/ac22_help/080-collaboration/ExportBCF.png 

4.ワークフローに応じて、[可能な場合、外部IFC IDを使用]ボックスをオンにします。

バックグラウンド:BCF対応のアプリケーションでは、IFC IDに基づいてIFCモデルのBCFコメントに関連する要素を識別できます。これらのIFC IDは、IFCモデルとBCFファイルの両方に保存されます。

[可能な場合、外部IFC IDを使用]:外部参照されるモデル要素を参照要素のみとして使用している場合、このボックスをオンにして、これらの要素を使用する新しいIFCモデルをエクスポートしません。

「参照要素のみ」:参照のみとして他のプログラムからインポートしたIFCモデル要素を使用します(図形の参照やパラメータの確認などのため)。それらはプロジェクトに結合していません。

外部参照されるモデル要素をプロジェクトの固有の要素として使用する場合、およびそれらをIFCモデルエクスポートに含める予定がある場合は、このボックスをオフにしてください。この場合(ボックスにチェックされていない)、「ARCHICAD IFC ID」データはBCF項目および全てのIFCモデル項目の両方にエクスポートされます。

「固有の要素」:インポートしたIFCモデル要素をユーザー固有のプロジェクトの有効な部品として使用します(インポートした詳細な構造フレーム部品をユーザー固有のプロジェクトレイヤーに配置したなど)。プロジェクト全体をIFCモデルとして保存します。この場合はボックスのチェックを外し、ARCHICAD IFC IDデータをエクスポートして使用します。

マークアップをBCFzipファイルからインポート

1.[マークアップツール]パレットの[マークアップ項目をインポート]ボタンをクリックします。

//helpcenter.graphisoft.co.jp/wp-content/uploads/ac22_help/080-collaboration/ImportMarkupButton.png 

2.BCFzip形式のファイルを検索します。

//helpcenter.graphisoft.co.jp/wp-content/uploads/ac22_help/080-collaboration/ImportMarkupDB.png 

注記:BCFファイルをインポートする場合、ARCHICADモデルから作成したIFCファイルも再インポートする必要はありません。ARCHICAD要素にはすでに対応するIFC GUIDが含まれているため、BCFファイルの要素はそれらの固有の環境でARCHICAD要素を識別します。

3.[開く]をクリックします。

4.[IFCファイルを検索]ダイアログボックスが表示されます。

//helpcenter.graphisoft.co.jp/wp-content/uploads/ac22_help/080-collaboration/LocateIFCFiles.png 

ここでは、BCF項目で参照されるIFCファイルを検索して、その場所を見つけることもできます。IFCファイル名がリストされます。そのうちの1つを選択して[検索]をクリックし、ファイルの場所を検索します(IFCファイルは、名前ではなくGUIDに基づいて識別されます)。

注記:参照されるIFCファイルの検索はオプションです。[次へ]をクリックして、この手順をスキップします。ただし、参照されるファイルを検索する必要がある場合もあります。例えば、複合構造要素がIFCエクスポートで線/円弧に分解され、それぞれ異なるGUIDに割り当てられた場合、ここで元のファイルを検索して、BCFファイルで元の要素を識別することができます。

5.[続行]をクリックします。

ARCHICADでは、モデルに割り当てられたBCFデータ(スクリーンショット、カメラ位置、切断面、ステータス)を1つまたは複数のマークアップ項目に組み込みます。既存のマークアップ項目は更新され、コメントが結合されます。

BCFマークアップのスタイルは、ARCHICADマークアップスタイルとして複製されます。

マークアップ項目をダブルクリックすると、アタッチされるビューのカメラ位置でBCFコメントに割り当てられている要素が選択されて拡大されます(可能な場合)。他の要素が属するモデルが(結合またはホットリンクなどにより)ホストプロジェクトに含まれる場合、他の要素も識別されます。

プロジェクトのマークアップでBCFを使用する場合のワークフロー

例1

ARCHICADモデルには、建築モデル全体とIFC経由で設備プログラムからインポートした設備モデルが含まれています。ARCHICADの干渉検出により干渉が検出されます。この干渉は、マークアップ項目として表示されます。このマークアップ項目(BCF形式)を、問題を表示できる設備設計者に、設備設計者の固有のプロジェクトのコメント形式で送信します。

例2

CADマネージャは、BCF形式をサポートするIFCモデルチェッカーを使用します。CADマネージャは、全てのIFCモデルをプロジェクトにインポートし、問題にコメントします。CADマネージャは、これらのコメントをBCF形式で、ARCHICADを使用する設計者を含むさまざまな利害関係者に送信します。利害関係者はIFCモデルを参照し、マークアップを使用して記載された問題を追跡します。

注記: Solibri Model CheckerやTekla BIMsightは、BCFをネイティブ機能でサポートしています。Revitは、KubusアドインなどのサードパーティアドインでBDFワークフローをサポートしています。

例3

ARCHICAD設計者は、構造モデルを構造設計者に送信します(IFC形式で、BCF形式のマークアップ項目と共に)。構造設計者は、Tekla Structuresを使用してモデルを参照します。BCF互換により、設計者は修正された要素を素早く簡単に見つけることができます。

注記:BCFワークフローで使用するためにARCHICADプロジェクトをIFC形式にエクスポートする場合は、トランスレータのエクスポートオプションを使用して、要素のグローバルIFC IDを保持する必要があります。

IFCグローバルユニークID属性(GlobalId)」を参照してください。

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