トーンマッピング

注記:ARCHICAD 22 レギュラー版のみ

この効果は、CineRenderエンジンの[レンダリングの設定]の詳細ビューで使用できます。

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CineRenderは常に32ビットを使用して内部でレンダリングを行います。これらのカラー値を解釈して、一般的に使用される出力デバイスに合わせて8ビットまたは16ビットに変換する必要があります。これはさまざまな方法を使用する一連のアルゴリズム(演算子)によって行われます。

トーンマッピングは恒久的に画像を修正することに注意してください。別のアプリケーション(Photoshop、After Effects、Nukeなど)でカラー補正を行う場合は、CineRenderでトーンマッピングを実行する必要はありません。

TIFFとして保存

トーンマッピングの効果を最大限に引き出すには、レンダリングする面をTIFF形式で保存し、画像保存オプションを「高精度アルファチャンネルカラー」に調整する必要があります。

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トーンマッピングの演算子

演算子を選択した場合、どの演算子がシーンに最適かをテストすることをお勧めします。

一般的には、Reinhardの手法が最もフレキシブルな方法です。これは写真原理に基づいた手法です。

演算子:線形モード

線形モードは画像の全領域を均一に明るくまたは暗くします。つまり、一部の画像領域が見えなくなる可能性もあります。

線形:これは全てのカラー値にスケール率を乗算するシンプルなモードです。暗い領域と明るい領域の両方が明るくまたは暗くなります。

線形(Photo Linear):これらの一般的なカメラ設定を使用して結果を調整できます。

露出(値が大きいほど明るくなります)

ISO(値が大きいほど明るくなります。この設定はフィルム/センサの感度を表します)

F-値(値が大きいほど暗くなります)

ガンマ:画像の中間調の明るさを上げる(値を大きくする)または下げる(値を小さくする)ことができます(値が1でない場合、実際には線形動作にはなりません)

自動線形:この演算子はカメラの自動露出に匹敵するものです。画像の平均輝度値は内部で決定されます。これに基づいて、線形(Photo Linear)の式を使用して、露出とF-値の補正値が定義されます。その後、ガンマセットを使用してガンマ補正を実行できます。

最大値を白色点に

このオプションは最も明るいポイントを特定してそれを白に設定します。画像の残りの部分はこのポイントを基準として「調整」されます。画像に非常に明るい領域がある場合、暗い領域はさらに暗くなり、真っ黒になることさえあります。

Reinhard 02

Reinhard演算子は写真で使用されるトーンマッピング技術に基づいています。下の画像で確認できるように、特に明るい領域が圧縮されています。レンダリングではこのトーンマッピング手法が最も広く使用されています。

プレスケールは主に暗い領域に影響を与えます(値を大きくすると影のある領域を明るくできます)。 ポストスケールは明るい領域を調整するために使用され、線形と指数曲線の間のブレンドにも使用されます。

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バーン値が1~3の3本のReinhard曲線

トーンマッピング例

以下のシーンはトーンマッピングを使用せずにレンダリングされたものです。

NoToneMapping.png//helpcenter.graphisoft.co.jp/wp-content/uploads/ac22_help/132-cinerenderdetailed/NoToneMapping.png

左側の輝く材質は輝度250%で、右側の暗やみには球体があります。

見てのとおり、露出オーバーの領域と非常に暗い領域があります。

下の画像は、いくつかの演算子がどのように機能するかを示しています(線形(Photo Linear )は他の線形演算子とほぼ同じであるため、ここでは使用していません)。

画像から、自動線形が最も良い結果が得られていることが確認できます(ガンマとの組み合わせ)。非常に明るい領域は暗くなり、暗い領域は明るくなっています。Reinhardはこのシーンではあまり良い結果は得られず、非常に暗い領域が十分に明るくなっていません。Reinhard演算子は、照明が均等に当たり、非常に暗い領域がないシーンに最適です(室内のレンダリングなど)。

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線形演算子はこの例のシーンでは良い結果が得られません。というのは、明るい領域を暗くすると、暗い領域はさらに暗くなり、暗い領域を明るくすると、明るい領域は露出オーバーになるためです。