MEP Modelerをインストールすると、この洗面台などARCHICADライブラリで使い慣れた多くの要素にMEPカスタム設定([接続]タブページを含む)が追加され、ARCHICAD要素をMEPルートのオブジェクトに接続できるようになります。
MEP ModelerをインストールしないでARCHICADで作業する場合は、当然、同じオブジェクトをライブラリから使用できますがそのオブジェクトのカスタムMEPパラメータは使用できません。
ARCHICADプロジェクトファイルはチームメンバー間で共有または転送されますが、あるメンバーはMEP Modelerをインストールしていて、他のメンバーはインストールしていない場合があります。以下のワークフローでは、MEPオブジェクトがどのように動作するかを説明します。
注記: 次のワークフローの説明で、「ARCHICAD環境」はMEP ModelerアドオンなしでARCHICADがインストールされている状態を意味します。「MEP Modeler環境」はMEP ModelerアドオンとともにARCHICADがインストールされている状態を意味します。
ワークフロー1: ARCHICAD環境でMEP Modelerプロジェクトを開く
MEP環境で作成されたプロジェクトがMEP Modelerが存在しないARCHICAD環境にある場合、MEPオブジェクトはGDLオブジェクトとして使用可能であり、編集できます。その後にそのプロジェクトをMEP環境で再度開いた場合は、接続は適切に機能します。
ワークフロー2: ARCHICAD環境でMEP Modelerプロジェクトを開く
ARCHICADプロジェクトを([ファイル]→[開く]を使用)MEP Modeler環境で開いた場合、MEP互換のGDLオブジェクトは「スマートアップ」され自動的にMEPカスタム設定と接続パラメータが含まれます。その接続パラメータを使用して、GDLオブジェクトをMEPルートの一部にすることができます。接続したホットスポットをもつ隣接MEPオブジェクトは、自動的に接続されます(接続形状に互換性がある場合)。
ワークフロー3: MEP Modeler環境でARCHICADプロジェクトを結合、コピー/貼り付け、または送信/受信
MEP環境で[ファイル]→[開く]を使用しないでARCHICADプロジェクトにアクセスした場合(ファイルを結合、MEPオブジェクトをコピー/貼り付け、チームワークの送信/受信または確保機能を使用してMEPオブジェクトにアクセス)、MEP互換のGDLオブジェクトは、ワークフロー2のようにパラメトリックMEPオブジェクトに自動的に変換されません。
MEP Modeler機能を使用してこのプロジェクトの作業を続行する場合は、手動で変換を行う必要があります: [MEP設定]で[オブジェクトをMEP要素へ変換]ボタンをクリックします。