IFCインポートの改善

正確な形状インポート
優先度ベースの接続とビルディングマテリアルの導入により、接続要素はその優先度に基づいて自動的にそれぞれの形状に影響されます。ArchiCAD 19では、ユーザーはIFCモデルをインポートするときにこれを回避するオプションを選択できます。これにより、元のオーサリングツールでの表示と全く同じようにモデルを表示することができ、自動交差は使用されません。
インポートされたIFCモデルスペース要素(IfcSpace)は、常にArchiCADゾーンとして生成され、常にインポートされた要素の元の形状を保持します。
インポート機能(開く、結合など)により、インポートされた要素は常に元のカラーで表示されます。
オブジェクトまたはモルフツールを使用するオプションにより、インポートされた建物、MEPまたはその他の要素を生成します。
「正確な形状インポート」のための新しいIFCトランスレータがテンプレートで提供されます。
IFCインポートのための属性の取り扱い
IFCモデル要素の材質と表示スタイルを、プリセットのビルディングマテリアルと材質属性で上書きすることができます。これにより、IFC モデルの属性セットが不必要に再作成されることがないため、無駄のないプロジェクトファイルになります。
IFC材質をビルディングマテリアルに変換するためのインテリジェントなテンプレート:マップされたIFC材質のリストは、IFCファイルの内容に基づいて簡単に拡張することができます。
この例では、[材質と表面の変換]により、インポートしたIFCモデルの元の材質と表面が、コンクリート要素は青、スチール要素は赤で上書きされます。
IFC空間要素のID管理
ArchiCADの[プロジェクト情報]フィールドで、プロジェクトID、敷地ID、および建造IDのスマートなID割り当てが使用可能になりました。
プロジェクトID、敷地ID、建造ID の各フィールドに追加されたキーワードを使用して、IFC空間要素(IFCプロジェクト、IFCサイト、IFC建築)に同一または異なるGlobalId値を割り当てるかどうかを制御できます。これは、IFC空間要素が単一テンプレートを使用して作成されたプロジェクトに配置されている場合でも対象になります。
例えば、単一サイトに配置された2つの建物に異なるGlobalId値を持たせることができます。
MEPモデルのインポートの改善
MEP要素をインポートするときに、ArchiCADは共有された形状の管理を最適化するようになりました。結果として、インポートで生成される図形要素(モルフの場合)およびライブラリ部品(オブジェクトの場合)の数が少なくなります。
ArchiCADのMEPモデラー環境(オプションのアドオン)で、プログラムは下記を行うことができます。
インポートされたIFCモデルの全てのMEP要素からMEPモデラータイプの要素を変換
インポートされたパイプおよびダクト項目に対する断熱材パラメータ(必要な場合)を自動的に検出して計算
MEP要素は元のカラーでインポートされます。
IFCモデルで更新
[IFCモデルで更新]コマンドは、新しいカスタマイズされた機能で拡張されました。目的のオプションを以下から選択できます。
新しい特性のみを生成
変更を含む既存の特性を上書き
存在しない特性をArchiCADプロジェクトから削除
上記の3つのオプション全てを使用して総合的な更新を実行
さらに、モデルフィルタオプションを使用して、どの要素タイプの特性(柱のみ、または特定のフロアの要素のみなど)を更新に含めるかを設定できます。
この例では、更新プロセスで梁と柱の新しい特性が追加され、これらがIFCモデルと現在のArchiCADプロジェクトの両方に表示されます。
ライブラリ部品パラメータのIFCデータマッピングの合理化
IFCスキーム設定の新しいオプション:特定のパラメータが複数のライブラリ部品要素に共通である場合、わずか1ステップでその対応するIFCデータをマッピングできます。
この例では、「FM_SerialNumber」パラメータが「SerialNumber」IFCプロパティにライブラリ部品として個別にマップされます。つまり、要素にこの「FM_SerialNumber」パラメータが含まれる場合、ライブラリ部品(窓、ドア、オブジェクトなど)によって生成される全てのIFCエレメントは、このパラメータの値に割り当てられます。
BIMxへのIFCデータのエクスポート
どの要素情報をHyper-modelの一部として発行して、モバイル機器のBIMxアプリで表示するかを制御できます。
1つの方法は、各要素のIFCプロパティを、[要素設定]ダイアログボックスの[タグとカテゴリ]パネルでの定義に従ってエクスポートすることです。
IFCパフォーマンスの改善
IFCマネージャーでのIFCデータ処理が高速化されました。
API IFCの改善
ArchiCAD用に開発されたアドオンにより、IFC属性、プロパティ、およびクラスデータの要素と製品タイプへの割り当てが実行中にできるようになりました。
また、この機能により、アドオンでカスタムデータとIFCデータ間のマッピングを簡単なルールと複雑なルールによって定義できます。

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