インストールパッケージ作成

by Tatsuro Kawai · 最終更新日: 2016年12月30日
[TOC] 商用版および特定の教育版ライセンスでは、標準設定が含まれたインストールパッケージを作成するオプションが提供されます。この記事ではARCHICAD 20の案内になりますが、他のバージョンの詳しい説明は、各バージョンの「はじめにお読み下さい」を参照して下さい。

このインストールパッケージを使用すると、カスタマイズした設定に従って複数のワークステーションにARCHICAD 20をインストールすることにより、時間を節約できます。
ネットワークインストールパッケージには、次の設定を事前に定義できます。
作業環境設定
DXF/DWG変換設定およびIFC変換設定
プロジェクトテンプレート
この場合、自動的にインストールプロセスを記録してインストールパッケージを作成する特別なインストールオプションを選択します。この結果作成されたインストールファイルは、任意の数のクライアントマシンで起動できます。このプロセスについては、以降で詳しく説明します。
教育機関向けの注記:教育機関でARCHICADライセンスを登録した場合、インストールパッケージ作成プロセスを使用して記録されたインストールを作成すると、カスタム定義設定ではなく出荷時のデフォルト設定でも、同じプログラムのコピーを簡単に複数インストールできます。
ネットワークインストール手順
カスタムインストールパッケージを作成するには、次のように操作します。
1)
シングルユーザーインストール
最初に、単一のクライアントマシンでARCHICADの標準インストールを行います。「標準」セットアップを選択してください。
次に、下記の説明のように、作業環境/テンプレート/DXF-DWGおよびIFC変換設定を指定します。
2)
作業環境設定のカスタマイズ
ARCHICADを起動し、[オプション]→[作業環境]ダイアログボックスを使用して、標準作業環境設定をセットアップします。カスタム標準のほとんどのオプションは、[データ保護/完全性]、[ネットワークとアップデート]、[特殊フォルダ]の3つのダイアログボックスに存在します。
これらのオプションを設定したらその設定をスキームとして保存し、会社のデフォルトのプロファイルにそのスキームを保存します。プロファイルを保存するには、[オプション]→[作業環境]→[作業環境プロファイル]と選択します。
3)
テンプレートのカスタマイズ
テンプレートファイルはいくつでも作成して保存できます。テンプレートファイルには、ライブラリマネージャーによってロードされるライブラリへのリンクが組み込まれています(「オフィス標準ライブラリ」など)。テンプレートには、プロジェクト環境設定(作業単位、ゾーンの計算などの環境設定)、およびマスタレイアウト、プロジェクト情報、コンポーネントなどの項目(立面図マーカー、建物全体など)も組み込むことができます。
[ファイル]→[名前を付けて保存]を使用して各テンプレートを保存します(ARCHICADテンプレートファイル:*.tpl)。
4)
DXF/DWG変換設定のカスタマイズ
[DXF-DWG変換設定]ダイアログボックス([ファイル]→[ファイル特殊]→[DXF-DWG変換設定])を使用してDXF/DWG変換設定を設定し、サーバーの共有フォルダに保存します。DXF-DWG TranslatorList.xmlファイルも作成されます。これは変換設定の参照のリストです。
5)
IFC変換設定のカスタマイズ
[IFC変換設定]ダイアログボックス([ファイル]→[ファイル特殊]→[IFC変換設定])を使用してIFC変換設定を設定し、サーバーの共有フォルダに保存します。IFC TranslatorList.xmlファイルも作成されます。これは変換設定の参照のリストです。
6)
ARCHICADを終了
7)
「Defaults」フォルダの作成
[Defaults]フォルダを作成します。
[Defaults]フォルダの中に、次の名前の3つのサブフォルダを作成します。
ARCHICAD
DXF-DWG Translators
IFC Translators
以降で説明されるように、フォルダとファイルを使用して、保存されているカスタマイズしたデフォルトを追加します。
保存されている「WorkEnvironment」フォルダとその中身を Defaults/ARCHICADフォルダに追加します。
保存されているテンプレートファイル(拡張子.tpl)をDefaults/ARCHICADフォルダに追加します。
保存されている[Translators]フォルダの中身を Defaults/DXF-DWG TranslatorsフォルダおよびDefaults/IFC Translatorsフォルダにそれぞれコピーします。
IFC Translator List.xmlファイルをDefaultsフォルダに追加します。
DXF/DWG Translator List.xmlファイルをDefaultsフォルダに追加します。
最終的なDefaultsフォルダの構造:
8)
ARCHICADのアンインストール(インストールの再実行)
ARCHICADをコンピュータからアンインストールし、インストーラをもう一度実行します。
別の方法として、サーバー上または別のマシンでARCHICADのインストーラを実行します。
9)
スタートアップ画面
ARCHICAD DVDを挿入するか、ARCHICAD 20ダウンロードフォルダをダブルクリック(展開)すると、スタートアップ画面が表示されます。
10)
インストレーションウィザードの開始
[GRAPHISOFT ARCHICADをインストール]をクリックして、ARCHICADインストールウィザードを起動します。
11)
ようこそ画面
インストールを続行する前に、実行中の全てのプログラムを閉じてください。
[BIM Managerとしてインストール]というオプションをクリックします。
[次へ]をクリックします。
12)
ライセンスタイプの選択
ARCHICADのハードウェアまたはソフトウェアキーまたはシリアル番号(教育版および体験版ライセンスのみ)のうちいずれか、ライセンスタイプに対応するオプションをクリックします。
[次へ]をクリックします。
13)
ライセンス契約
ライセンス契約をよく読んで、[次へ]をクリックします。
14)
プログラムフォルダの選択
このページで、インストール先のファイルパスを指定できます。通常デフォルトで指示されるパスを選択すると、今後のアップデートインストールに手間がかかりません。
ファイルパスを確定する場合は[次へ]をクリックします。
15)
設定タイプを選択
ネットワークインストールを準備するために、[インストールパッケージ作成]オプションを選択します。
インストールウィザードの画面に、「記録されたインストール」というメッセージが表示されます。
16)
プログラムコンポーネントの選択
インストールする機能を選択します。
選択して[次へ]をクリックします。
17)
標準設定のインストール
[標準デフォルトをインストール]をオンにして、先に作成したDefaultsフォルダ(作業環境/変換設定/テンプレート)のファイルパスの場所を入力します(上記ステップ7の「「Defaults」フォルダの作成」を参照)。
[次へ]をクリックします。
18)
カスタマイズした作業環境のインストール
[事前定義済みプロファイルセット]を選択して、カスタマイズした作業環境をインストールパッケージに含めます。
19)
標準テンプレートをインストール
このチェックボックスをオンにして、保存しているテンプレートをインストールパッケージに含めます。
20)
インストール概要
この画面では選択した設定を案内しています。必要に応じてインストール設定を修正できます。
[インストール]をクリックしてインストールを開始します。
21)
インストール
ハードウェアによっては、このプロセスに数分かかることがあります。
22)
作業環境のインポート
以前のバージョンの作業環境をインポートしないでください。デフォルトの選択を変更しないでください。
[次へ]をクリックします。
23)
ショートカット/自動更新
ここで、ARCHICAD 20のデスクトップショートカットを作成できます。
[更新の確認を自動で行う](デフォルトではオン)の設定を確認します。
[次へ]をクリックします。
24)
インストールプロセスにCodeMeterのインストールが含まれる場合は、ここでコンピュータを再起動するように指示されます。[はい]をクリックすると(推奨)、インストールパッケージを使用する各クライアントコンピュータで再起動が実行されます。
25)
ファイル保存先の指定
インストールパッケージのパスの場所を指定し、[次へ]をクリックして確定します。
インストールパッケージが書き込まれます。ハードウェアによっては、このプロセスに数分かかることがあります。
[終了]をクリックしてインストーラを終了します。コンピュータを再起動するように指示される場合があります。
これでインストールパッケージの作成は終了です。クライアントマシンでこのパッケージを起動する場合は、インストールウィザードにオプションが表示されず、すぐにインストールプロセスが開始されます。

インストールパッケージを作成すると、複数のクライアントコンピュータに一度に自動的にパッケージをリモートインストールすることができます。ARCHICADインストールパッケージのデプロイについてより詳しくは、分散インストールをご覧ください。

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分散インストールを使用すると、会社や大学のコンピュータ室などで同時に複数のコンピュータにARCHICADをインストールすることができます。