Mac OS X 10.10 Yosemite

by Katalin Borszéki · 最終更新日: 2015年4月14日

目次

ARCHICADバージョンの互換性Yosemite

バージョンごとの概要

  • ARCHICAD 19:正式にサポートされています。大きな問題はありません。小さな問題もごく少数です。
  • ARCHICAD 18:正式にサポートされています。大きな問題はありません。小さな問題もごく少数です。
  • ARCHICAD 17:正式にサポートされています。大きな問題はありません。小さな問題もごく少数です。
  • ARCHICAD 16以前:複数の大きな問題が検出されています。アップグレードは推奨されていません。
  • Start Edition版のユーザーは、ARCHICAD Start Edition版に関する記事を参照し、Start Edition版のARCHICADエディションを確認してください。
    Start Edition版2014:正式にサポートされています。大きな問題はごく少数です。
  • ARCHICAD 18 Solo:アップデート5011を適用したINT、UKI、JPNバージョンは、正式にサポートされています。現在、KORバージョンでは、アップグレードは推奨されていませんが、互換性のあるアップデートパッケージが公開される予定です。
  • ARCHICAD 17 Solo以前:複数の大きな問題が検出されています。アップグレードは推奨されていません。

サポート対象バージョン:

GRAPHISOFT社は、OS X 10.10 YosemiteでのARCHICAD 17と18およびこれに接続する各製品(BIMcloud、BIMx、BIMサーバー、BIMサーバーマネージャ)の互換性を確保しています。GRAPHISOFT社の最初のテストにより、ARCHICAD 17と18では、この記事に詳述される複数の問題が検出されていますが、10.10での正常動作が確認されています。BIMxデスクトップユーザーは、ARCHICAD用の互換性関連の最初のアップデートを適用するまでは、BIMxを実行できません。ARCHICAD 18向けの互換性関連のアップデートは公開されています。

サポート対象外バージョン:

ARCHICAD 13~16バージョンはYosemiteで実行できますが、以前のバージョンのOSで動作するように設計されています。したがって、この記事に記載されているようなOS特有の問題に対するテクニカルサポートはありません。

互換性のないバージョン:

ARCHICAD 12以前のバージョンは技術的な制約があるため、OS X 10.10では実行できません (ARCHICAD 10ファイル変換パッケージは、OS X 10.9以降向けにアップデートされています)。


アップグレードチェックリスト

  • この記事で既知の問題や難点について学習します。
  • OSをアップグレードする前に、ARCHICAD/BIMcloud/BIMサーバーにあるユーザー独自の全てのデータのバックアップを作成します。
    • 必要に応じてBIMサーバープロジェクト、ユーザー、役割をエクスポートして、バックアップを作成します。
    • 全てのBIMcloud BIMサーバーライブラリのコピー(ソースフォルダ)があることを確認します。
  • アップグレードは余裕を持って行ってください。期限間近にOSをアップグレードしないでください。
  • アップグレードの前に、現在のOSの全てのアップデートおよびARCHICADアップデートをインストールします。
  • 全てのソフトウェアキーをライセンスプールにアップロードします。
  • 全ての借用ライセンスを返却します。
  • 借用ライセンスをプールにアップロードしてから、Time Machineを使用して保存してください。
  • OSをアップグレードします。
  • 新しいシステムの全てのアップデートをインストールします。

新しいコンピュータに移行する場合は、この記事の後のトピック「Apple社の移行アシスタントを使用したコンピュータ間のデータ転送」のトピックを参照してください。


スタートアップに関する問題

ArchiCAD license was not found

OS X 10.10にアップデートした後に、「ARCHICADライセンスが見つかりませんでした」というエラーメッセージが表示されます

ARCHICAD 18以前のバージョンでは、「ARCHICADライセンスが見つかりませんでした」というエラーメッセージが表示されることがあります。

この問題に対処するには、WIBU/CodeMeterドライバを再インストールする必要があります。

  • USBキーをコンピュータから取り外します。
  • CodeMeterまたはWIBUのキードライバソフトウェアをこちらからダウンロードします。
  • ダウンロードが完了したら、DMGファイルを開いて内容を表示します。
  • CodeMeterキーがシルバーの場合、CmUninstall.appを右クリックして[開く]をクリックします。[削除]をクリックし、「成功しました」というメッセージが表示されるまで待機します。[終了]をクリックします。
  • 次に、CodeMeterフォルダにあるCmInstall.mpkgを実行します。
  • WIBU-KEYが緑の場合、WIBUフォルダにあるWKInstall.mpkgを実行します。
  • インストールの完了後にコンピュータを再起動して、USBキーを再び差し込みます。

Yosemiteへの移行後に、BIMサーバーが起動しません

BIMサーバーの修正方法については、こちらの記事を参照してください。


既知の問題

ARCHICAD 16~18にバンドルされているCodeMeterドライバをOS X 10.10.3でインストールできません

該当バージョン:18以前| 重大度:回避策を適用可能

ARCHICADインストーラに含まれるCodeMeterドライバをインストールできません。インストーラは、「10.10.3」の文字列をドライバと互換性のない「10.3」(OS Xの旧バージョン)と認識するため、

ドライバをインストールしようとすると、以下のエラーメッセージが表示されます。

CM driver install error

エラーメッセージ自体が誤りであるため、この古いドライババージョンを使用しても問題は解決しません。最新のCodeMeter 5.21ドライバをインストールすると、問題は解決します。これは[プロテクトキードライバーダウンロード]ページから手動でダウンロードしてインストールできます。

ARCHICAD 17でYosemiteクライアントからSMBでマウントしたYosemiteサーバーにPDFを発行または保存すると、0 KBのPDFファイルが生成されます

該当バージョン:17 | 重大度:GRAPHISOFT社以外の不具合、回避策を適用可能

{i} この問題を修正するための専用のARCHICAD 17ホットフィックス9製造番号8004が用意されています。

この問題は、OSX10.10のSMBプロトコルの変更に関連します。新しいPDFエンジンを搭載したARCHICAD 18では、この問題は発生しません。

回避策:SMBの代わりに、CIFSまたはAFPプロトコルを使用してマウントしてみてください。

ホットリンクが欠落してチームワークで再リンクできません

該当バージョン:18、17 | 重大度:回避策を適用可能

{i} ARCHICAD 18のアップデート5100では、この問題は修正済みです。
{i} この問題を修正するための専用のARCHICAD 17ホットフィックス9製造番号8004が用意されています。

ホットリンクがマウントされたドライブ上にある場合、リンクは失われるか、破損します。この問題は、以前のOSのバージョンとは動作が異なるOS X 10.10のエイリアスアルゴリズムに関連します。この問題は、3月に公開予定の次回のARCHICAD 18のアップデートで修正される予定です。

回避策:「ダミーユーザーログイン」を使用してファイルサーバーにアクセスします。SMB/AFP/CIFSを使用してマウントサーバーへの接続を確立する場合、固有のログイン情報を使用してください (チームワークでは、全てのユーザーが固有のアカウントを使用できるため、これはサーバーをマウントする場合にのみ重要になります)。全てのユーザーが「ダミーユーザーログイン」を使用した場合、ホットリンクを再リンクする必要がありますが、リンクの動作は安定します。

BIMxを実行できません

該当バージョン:18、17、Start Edition版2014 | 重大度:回避策なし

{i} ARCHICAD 17ホットフィックス製造番号8000、ARCHICAD 18アップデート4020、およびStart Edition版2014ホットフィックス製造番号8002では、この問題は修正済みです。

OS X 10.10では、BIMx 17および18を実行できません。スタートアップ時にアプリケーションがクラッシュします。

YosemiteでBIMx 16が応答しません

Yosemiteでは、BIMx 16は使用できません。メニューやキーボードコマンドが表示されず、画面をスクロールできない場合もあります。

回避策:画面(BIMxモデル画面)上でマウスボタンを左クリックしてから、[Esc]をクリックします。これで[Esc]ボタンが有効になり、それまで使用できなかった他の全てのキーも有効になります。

インストーラの参照機能

該当バージョン:18、17 | 重大度:回避策を適用可能

インストール先のフォルダをカスタマイズする参照機能で、ファイルダイアログが開きません。したがって、10.10では、GRAPHISOFT社の製品をデフォルトの場所以外にインストールすることはできません。

browse

回避策:インストール時に[変更]オプションを使用すると、GRAPHISOFTフォルダ内の別のフォルダを指定できます。アップデートやホットフィックスをインストールする場合、パスバーでインストール先のパスを手動で変更できます。

日本語およびロシア語バージョンでユーザー名が表示されません

該当バージョン:18、17 | 重大度:回避策を適用可能

{i} ARCHICAD 18のアップデート5100では、この問題は修正済みです。

ARCHICADの日本語およびロシア語バージョンでは、チームワークパレットにユーザー名が表示されません。

回避策:[システム環境設定]で言語を[英語]に設定すると、表示されるようになります。

「アプリケーションウィンドウ」の使用後にパレットが表示されません/透明になります

該当バージョン:18、17、16以前 | 重大度:回避策を適用可能

{i} ARCHICAD 18のアップデート5100では、この問題は修正済みです。

Apple社のアプリケーションウィンドウまたはMission Control(以前のExposé)を使用して、ARCHICADの各ウィンドウを切り替えると、概要表示から戻ったときに全てのパレットが非表示または透明になります。この現象は、カーソルを要素の上に置いたままでアプリケーションウィンドウに入ると発生します。
この問題は、Apple社がOS X 10.10でMission Controlに対して実施した変更により判明しました。GRAPHISOFT社は、この問題をApple社に報告しています。

回避策:ARCHICADの作業環境で情報タグを無効にします。

info tag work environment

BIMxで保存時にカーソルが表示されません

該当バージョン:18、17 | 重大度:回避策を適用可能

{i} ARCHICAD 18アップデート5100およびARCHICAD 17ホットフィックス製造番号8000では、この問題は修正済みです。

[BIMxモデルを保存]ダイアログボックスで、マウスとカーソルが表示されません。該当フィールドでファイルの保存先を選択できません。
この問題は、バージョン17および18で以下の操作を実行した場合に発生します。

  • ARCHICADからBIMxを開く
  • ARCHICADを使用せずにBIMxを開く

Enterキーを押して、ファイルをデフォルトのフォルダに保存してから、ファイルを目的の場所に移動できます。

回避策:キーボードのCommand+TABキーを使用して、別のアプリケーションに切り替えてから再びBIMxに戻ると、カーソルは表示されます。

ホットリンクが欠落しています

該当バージョン:18、17、16以前 | 重大度:回避策を適用可能

バックグラウンドでマウントされていないネットワーク共有からのリンクがホットリンクに設定されている場合、ARCHICADはその共有をマウントしません。
回避策:Finderで共有をマウントし直してから、ARCHICADを再起動します。

マウントしたドライブがARCHICADのファイルダイアログに表示されません

該当バージョン:18、17、16以前 | 重大度:回避策を適用可能

マウントしたボリュームが、ARCHICADのファイルダイアログ([ファイルを開く]ダイアログ、[ライブラリを追加]ダイアログ、[ホットリンク]ダイアログなど)の左側のパネルに表示されません。この問題は、マウントしたドライブのフォルダを参照してから、もう一度ファイルダイアログを開いたときに発生します。原因は、Apple社がOS X Yosemiteでマウントしたボリュームの処理方法に対して実施した変更によるものであり、ARCHICAD固有の問題ではありません。

mounted volume disappear in file dialog

マウントしたドライブには、依然として[デバイス]セクションからはアクセス可能です ([デバイス]セクションをオンにするには、Finderの環境設定でローカルドライブの横にあるチェックボックスをオンにします)。

App Nap

該当バージョン:18、17、16以前 | 重大度:回避策を適用可能

AppNap18

App Nap機能を利用すると、バッテリを節約できます。この機能を有効にすると、バックグラウンドで実行しているアプリケーションの処理速度が低下します。
ARCHICADをバックグラウンドで実行しているときでも(図面更新など)、通常の速度で処理を実行したい場合があります。

 

z

インストーラが処理中の状態になり、ハングします

該当バージョン:17 | 重大度:回避策を適用可能

Yosemiteでは、ARCHICAD 17のインストールにはJava 7しか使用できません。コンピュータにJava 7がインストールされていない場合、Java 8Java 7にダウングレードする必要があります。ARCHICADとJavaの詳細についてはこちらをご覧ください。
インストールプロセスの開始後まもなくインストーラが停止し、処理中の状態になることがあります。解決方法としては、[システム環境設定]を開いて[言語と地域]を選択し、[時刻の書式]を[24時間表示]に変更します。アンインストールが失敗する場合にも、同じ設定を行う必要があります。

12hour

最近のテスト結果により、この問題は地域の設定でデフォルトの24時間表示を後から12時間表示に変更した場合にのみ発生することが判明しています。元の設定に戻すと、この問題は解決します。

OS X Yosemiteベータ版で、ショートカットを使用すると頻繁にクラッシュします

該当バージョン:18、17、16以前 | 重大度:修正済み

{i} ARCHICAD 18のアップデート5100では、この問題は修正済みです。

ベータプログラムでは、[ヘルプ]メニューで追加のメニュー項目を使用できます([<アプリケーション名>フィードバックの送信ヘルプ])。これが原因で、ARCHICADでショートカットを使用したときに頻繁にクラッシュします(例:3Dウィンドウを開くショートカットのF3キー)。

回避策:以下のいずれかの操作を行うと、この問題を回避できます。

  • 現在のベータ版を正規版にアップグレードせずに、10.10の新しいコピーをインストールします (全てのデータを移行します)。
  • フィードバックアシスタントアプリケーション(/システム/ライブラリ/CoreServices/Applications/Feedback Assistant.app)を削除して、Macを再起動します。ただし、このフィードバックアシスタントの機能は使用できなくなります。このアプリケーションが複数のパーティションに存在する場合、このアプリケーションを全てのドライブから削除する必要があります。

ARCHICAD 16以前のバージョンで、ダイアログボックスが自動的に閉じる場合があります

該当バージョン:16以前 | 重大度:回避策なし

ダイアログボックス([選択したオブジェクトの設定]など)が自動的に閉じる場合があります。これにより、ライブラリオブジェクトの選択や変更が非常に困難になる場合があります。


BIMcloudおよびBIMサーバーでのOSのアップデート

一般的な推奨事項

特別な理由や必要性がないかぎり、BIMcloudおよびBIMサーバーコンピュータのOSのアップグレードは保留することをお勧めします。全てのプロジェクト、ユーザーの役割、ライブラリのバックアップを作成する時間がない場合は、BIMcloudおよびBIMサーバーのOSをアップグレードしないでください。予期しない事態の発生に備え、ダウンタイムを回避して、全てのチームワークユーザーの作業に影響が出ないようにしてください。

バージョン18のBIMcloudおよびBIMサーバー

新しいバージョンは、OS Xの標準的なバージョン移行に対して互換性を確保できるよう設計されていますが、移行前には完全なバックアップを作成してください。

バージョン17以前のBIMサーバーバージョン

当社のテストでは、これらのバージョンの移行後に特に大きな問題は発生しないことが確認されていますが、前年までの動作実績では、BIMサーバーに修復が必要な事例が発生した場合があります。

複数のモジュール(16と17など)をインストールしている場合、あるいは問題なく確実に作業を実施する必要がある場合は、BIMサーバーを再インストールすることをお勧めします。

  • 全てのBIMサーバーデータ(プロジェクト、ライブラリ、ユーザー、役割)のバックアップを作成します。
  • 全てのBIMサーバーモジュールをアンインストールします。
  • OSをYosemiteにアップグレードします。
  • BIMサーバーをインストールします。実際に使用するモジュールのみをインストールしてください。このタイミングで、古いプロジェクトのアーカイブを作成し、最新バージョンに移行することをお勧めします。
  • 全てのデータをインポートします。

Apple社の移行アシスタントを使用したコンピュータ間のデータ転送

/!警告:Apple社の移行アシスタントを使用して、ユーザーデータを新しいOS Xバージョンを搭載した別のコンピュータに転送することは(例:OSX Mountain Lion 10.8搭載コンピュータAからOS X Mavericks 10.9搭載コンピュータBへの移行)、推奨されていません。これを行うと、ARCHICADおよびBIMサーバーソフトウェアが破損する可能性があります

最初にプロジェクトファイルおよびチームワークデータのバックアップを作成し、元のコンピュータからGRAPHISOFT社製のソフトウェアを全てアンインストールして、OSの移行を実行してから、新しいコンピュータにGRAPHISOFT社製のソフトウェアを再インストールすることをお勧めします。この手順に従わなかった場合、新しいコンピュータにOSを完全に再インストールしユーザーデータと一緒に最初から全てのプログラムをインストールし直す必要が生じる可能性があります。


Apple社製のハードウェア